ギリシャでは5日、EUからの緊縮策受け入れの是非を問う国民投票が行われましたが、受け入れ反対が、賛成を大きく上回り、今後の動きが注目されています。
ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は6日に緊急の首脳会談をパリで行うことを決定し、7日にはユーロ圏の首脳会合が開かれることも決まっています。
一方、ギリシャ情勢の緊迫化を受けて、韓国の貿易業界は対策に苦慮しています。
貿易業界は、ギリシャとの貿易額は全体に占める割合は大きくなく、1~5月までのギリシャへの輸出は前の年に比べて73%減っていて、影響は限定的だとしながらも、銀行の営業中止などが長期化すれば、輸出代金を回収できなくなるケースが増えるのではないかと憂慮しています。
また、大韓貿易投資振興公社の関係者は、直接的な影響は限定的だが、ギリシャがユーロ圏から離脱する可能性も排除できない状況なので、中長期的な対策を講じていく必要があるとしています。
韓国の株式市場はこの日、先週金曜日より27.09ポイント下げた2077.32で取引が始まりました。