深刻な干ばつに見舞われている北韓が、水質の悪化で水系伝染病が広がっているとして、国際社会に医薬品の支援を求めました。
アメリカの国営放送、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が5日、明らかにしたものです。
国連人道問題調整事務所(OCHA)、国連食糧農業機関(FAO)、世界保健機関(WHO)などの国際機関と民間団体からなる共同調査団によりますと、北韓では18ヶ月間続いた乾燥した天候の影響で水質が悪化し、水系伝染病が増えていて、特に女性と5歳未満の子どもの被害が深刻だということです。
共同調査団は、北韓が国際社会に支援を求めていることについて、調査の結果、国際社会が早急に医薬品を支援する必要があるとしています。
これに先立ち、北韓は先月末、イランに干ばつを乗り切るために装備の支援を要請していました。
しかし、北韓は韓国が支援するという提案については、依然として何ら反応をみせていません。