ギリシャでは5日に行われた国民投票で、EUからの緊縮策受け入れ反対が賛成を大きく上回ったことを受けて、韓国政府は各国の金融市場の変動性が拡大する恐れがあるとして、対策を講じることにしました。
企画財政部と金融委員会、韓国銀行、金融監督院は6日、経済金融会議を開き、ギリシャの国民投票の結果が国内の金融市場に及ぼす影響などを点検しました。
企画財政部の関係者は、ギリシャ情勢は政治的な問題も絡んでいて、市場の予想とは全く違う方向に動く可能性が常に存在するとして、短期的な展開に左右されることなく、中長期的な観点から対策を講じていくべきだとしました。
また、ギリシャ情勢がユーロ圏全体に及ぼす影響、アメリカの利上げとの関連性など、多様な可能性を念頭に事態の展開を綿密に分析する必要があるとしました。