世界最大級のアメリカ海軍の巡航ミサイル潜水艦「ミシガン」が最近、韓国南部の釜山港に入港したことについて、北韓は、「北韓への核の先制攻撃用である」として強く反発しました。
韓国駐在アメリカ軍によりますと、「ミシガン」は先月23日に通常任務の一環で 釜山に入港し、兵士の休息などのため30日まで寄港していた」ということです。
対テロ戦争などで強力な打撃力を持つ潜水艦「ミシガン」は、巡航ミサイル・トマホーク154基を搭載しています。
これについて、北韓労働党機関紙の「労働新聞」は7日、「ミシガンの釜山入港は北韓に対する挑発だ」と指摘するとともに、「アメリカは、弾道ミサイルを発射できる潜水艦「ミシガン」を、地上攻撃用に改良しアジア太平洋地域に配備することで、北韓への核攻撃を企んでいる」として強く反発しました。
労働新聞はさらに、アメリカがSM-3ミサイルを搭載したイージス艦2隻を横須賀基地に拠点を置く第7艦隊に所属させ、韓半島周辺に配備したことについて、「韓半島情勢の緊張を高める狙いがある」として厳しく非難しています。