マーズ=中東呼吸器症候群の新たな感染者が、5日連続で確認されず、死亡者も出ていません。
保健福祉部の中央マーズ管理対策本部によりますと、10日午前6時現在、マーズの感染者は、合わせて186人、死亡者は35人で、前の日と同じだということです。
治療を受けている感染者は26人で、このうち7人が不安定な状態です。
退院した人は前の日より5人増えて、合わせて125人です。
隔離対象者は、前の日より123人減って、合わせて566人となっています
隔離解除され日常生活に戻った人は216人増えて1万6102人となっています。
このまま新規の患者が増えなければ、来月の初めにも終息宣言が出る可能性があります。
防疫当局は、終息宣言の基準を設定するため、WHO=世界保健機関との協議を続けていて、新規の患者の発生が止まった日を基準とするのか、最後の患者が完治した日を基準とするのかなどを検討しています。
新規の患者発生が止まった時点を基準とした場合、最大潜伏期間である2週間の2倍である28日後に終息宣言をすることが検討されていて、来月1日に宣言が出されることになります。
また、最後の患者が完治した日を基準にした場合は、終息宣言は来月中旬頃になる見通しです。