中国から北韓への原油の輸出が中断されていないようだとする分析が出ました。
アメリカの北韓軍事問題専門家のジョジフ・バミューデス氏が北韓情報サイトの「38ノース」で明らかにしたものです。
それによりますと、去年とことしの衛星写真を分析した結果、北韓で、中国から原油を輸入し、精製する施設が正常に稼動しているとみられるということです。
これは中朝関係が悪化しはじめた去年から、中国から北韓への原油輸出が中断されているというこれまでの推定を覆すものです。
バミューデス氏は、「タンク車がこの化学工場周辺の鉄道駅から工場に移動する動きが頻繁にみられる。貯蔵タンクが新たに建設されており、工場は正常に稼動しているものとみられる」としています。