故金大中元大統領の李姫鎬夫人の北韓訪問について南北間で協議が進められていますが、北韓側が特別機を提供するとの意向を示したことが分かりました。
北韓との間で協議を進めている金大中平和センターの関係者は１２日、今月６日に開城で行なわれた実務協議で、空路で北韓を訪問することが決まったことについて、北韓側が、必要なら特別機を提供するとの意向を示したとしました。
ただ、今のところ韓国側の航空機を利用するか、北韓側が提供する特別機を利用するかは決まっていないということです。
この問題について、統一部の関係者は、実務協議で最終的に決定すれば、そのうえで検討したいとしました。
李姫鎬夫人の北韓訪問については６日の２回目の実務協議で、８月５日から４日間の日程で、空路で平壌を訪問することが決まりましたが、利用する航空機などについては３回目の実務協議で決めることにします。
ただ、北韓側は、北韓が空路での訪問を提案したことについて、韓国のメディアが平壌国際空港の新ターミナルを宣伝するためだと報じたと批判し、３回目の実務協議は日程すら決まっていません。