韓国と北韓の経済力は、およそ44倍の格差があることが、韓国銀行の資料で分かりました。
韓国銀行が17日、発表した資料によりますと、去年の国民総所得(GNI)は、韓国が1497兆ウォン、北韓が34兆2000億ウォンで、韓国は北韓の44倍でした。
また1人あたり国民所得は、韓国が2968万ウォンだったのに対し、北韓は138万8000ウォンにとどまり、南北の格差は21.4倍で、おととしの20.8倍より、さらに広がっています。
しかし北韓の去年のGDP=国内総生産は、おととしより1%増えました。
農林漁業や鉱工業は鈍化しましたが、建設業が増加し、サービス業の増加傾向が強まったことが成長につながったものと韓国銀行は分析しています。
北韓のGDP成長率は、2009年と2010年はマイナス成長でしたが、2011年にプラスに転じてから4年連続で、プラス成長を維持しています。