日中の最高気温が30度を超える暑い日が続くなか、熱けいれんや熱虚脱、熱射病などの熱中症で治療を受けた人が増えていることがわかりました。
疾病管理本部によりますと、今月5日から11日までの7日間、熱中症で治療を受けた人は合わせて73人で、前の週の6月28日から今月4日までに比べて4.9倍増加しました。
また、ことし5月24日から7月19日までの間に、熱中症で治療を受けた人の数は合わせて227人で、このうち、65歳以上の高齢者は59人で、全体の4分の1に人上っています。
性別で見ますと、男性が168人、女性が59人で、症状の種類別で見ますと、熱射病が63人でもっとも多く、続いて熱けいれん、熱失神などの順でした。
これについて疾病管理本部は、「熱中症を予防するためには、体を締め付けない緩くて涼しい素材の服を着て、気温が高くなる正午から午後5時までの間にはなるべく外出を避け、外出する際は日傘を差したり、帽子をかぶったりして日差しに当たり過ぎないようにする必要がある」と注意を呼びかけています。