アメリカ国務省のジョン・コビー報道官は、北韓を核保有国として認めないとするアメリカ政府の認識を改めて強調しました。
北韓外務省は、21日、イランの核合意をめぐる初めての論評で、「北韓は核保有国であり、核兵器の凍結を議論する対話には関心がない」と主張しました。
北韓は2012年4月に憲法を改正し、北韓が核保有国であると明記しています。
これを受けて、ジョン・コビー報道官は21日、記者団の質問に答え、「北韓が核保有国の地位を追求していることは承知しているが、アメリカは北韓を核保有国として認めてはいない」と述べ、北韓を核保有国として認めないとするアメリカ政府の認識を改めて強調しました。
また、ジョン・コビー報道官は、北韓との2国間協議の可能性について、「一切ない」と述べました。
一方、アメリカ国務省のシドニー・サイラー6か国協議担当特使は、25日から韓国、日本、中国など6か国協議の関係国を順次訪問し、北韓の核問題をめぐる2国間協議を行うことにしています。