韓国では、上位30グループの内部留保がことし3月末の時点で、710兆3002億ウォン、およそ76兆2673億円に上っていることがわかりました。去年の同じ時期に比べておよそ38兆ウォンも増えたものです。
内部留保は、企業が利益のなかから、再投資などのために蓄積しておく資金で、工場や設備への投資も含まれます。
企業の経営を評価するサイトの「CEOスコア」が、韓国の上位30グループの268の系列会社を対象に調べて、22日、発表したところによりますと、上位30グループの内部留保はことし3月末の時点で、合わせて710兆3002億ウォン、およそ76兆2673億円で、去年の同じ時期に比べて38兆2378億ウォン増えたということです。
内部留保の増加幅がもっとも大きかったのは、三星グループで、去年の同じ時期に比べて8.4% 増 のおよそ232兆ウォン増えました。続いて現代自動車グループが12.4% 増 のおよそ113兆ウォン増え、この2グループの増加額は、上位30グループの増加額の80%を占めました。
一方で、去年造船業の落ち込みで業績が振るわなかった現代重工業が2兆5000億ウォンあまり減るなど、内部留保が減少したグループも8グループに上りました。