韓国と北韓の民間団体が8月15日の日本からの独立70周年を記念する共同行事について協議するため、23日、開城(ケソン)で接触しています。
韓国側準備委員会は23日午前9時、開城工業団地を訪れ、北韓側準備委員会と会って事前協議に入りました。
協議では、独立70周年記念行事の概要や、韓国側が参加できる分野などについて話し合われるものとみられます。
また韓国側は、韓国で開かれる記念行事にも北韓側が参加する「相互参加」方式でなければならないとする立場を伝えるもようです。
今回の接触は、韓国側準備委員会が6日に北韓側準備委員会に提案したところ、北韓側が20日に応じると伝えてきたことで実現しました。
韓国政府は22日に、民間レベルでの交流を積極的に支援するという方針に沿って、韓国側準備委員会の北韓への訪問を承認しています。
しかし、韓国政府は民間レベルではなく、政治的な性格の行事については承認できないとする立場を明らかにしているため、南北の準備委員会が記念行事への相互参加に最終的に合意しても、韓国政府が行事参加者の北韓訪問を承認するかどうかは不透明です。