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国際

米国防総省 「炭疽菌誤送の原因は特定できない」 

Write: 2015-07-24 13:56:32Update: 2015-07-24 13:56:32

米国防総省 「炭疽菌誤送の原因は特定できない」 

アメリカ・ユタ州にあるアメリカ陸軍研究施設から生きた炭疽菌のサンプルが、誤って国内各地や韓国、日本など7か国に送付された問題で、アメリカ国防総省は23日、検証に当たった調査委員会の報告書を公表しました。
報告書は、「ユタ州の陸軍研究施設は、生物兵器対策の研究のため、10年以上にわたり、アメリカと世界7か国の86の施設に低濃度の生きた炭疽菌を発送してきたが、菌の数が少なく、一般市民に危険はなかった」としています。
そのうえで、報告書は、「関連プログラムの規制を受けないまま、生きた炭疽菌を送ったのは、深刻な違反」と指摘しています。
報告書は、また、生きた炭疽菌サンプルが、不活性化を確認する試験に合格したことについては、原因を一つに特定できないとしています。これを受けて、韓国政府は24日、できるだけ早く、韓米合同の調査団が、生きた炭疽菌が送られた韓国駐留アメリカ軍の研究施設を訪問し、炭疽菌のサンプルの取り扱いや処理の際に標準となる手続きが守られているか、炭疽菌の胞子が残っていないかなどを確認するとしています。

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