ことし上半期の20代の失業者数が、上半期の記録としては過去最多の41万に上ったことがわかりました。
統計庁によりますと、ことし上半期の20歳から29歳までの失業者数は41万人で、統計を取り始めた2000年以来、上半期の記録としては過去最多となりました。
20代の失業者数は、2000年上半期の40万2500人から徐々に減り続け、一昨年の2012年は30万8000人にまで減少していましたが、去年から再び増加に転じており、ここ2年間で10万人増加しているということです。
これについて専門家は、「5月の統計によると、15歳から29歳までの若年層のうち、契約期間が1年以下の非正規職に就職した人は全体の34.8%に上っている。20代の失業者数が増加しているのは、契約期間が終わったあと、新しい就職先が見つからない人が増えているためとみられる。若者が安定した仕事に就くことができるようにするための方策が必要だ」と指摘しています。