安倍首相の戦後70年談話が近く発表されるのを前に、韓国や日本、それに欧米の有識者ら合わせて350人が、29日、ソウルで、安倍政権に対して過去の歴史を認めるよう求める共同声明を発表しました。
声明は、「2015年韓・日そして世界の有識者共同声明」と題して、29日午後、ソウル外信記者クラブで発表されました。
声明に参加したのは、キム・ヨンホ韓国外大名誉教授、和田春樹東京大学名誉教授をはじめとする韓国と日本の有識者のほかに、欧米の歴史学者ら合わせて350人です。
声明は、「安倍政権は、歴史修正主義、積極的平和主義を唱え、過去に拘るより未来に向けて進もうと主張し続けているが、過去の過ちを認め反省をしてこそ過去から自由になれる」と強調しています。
韓日の有識者らは、日韓併合100年となる2010年にも日韓併合の不法性を強調する共同声明を発表しています。