アメリカ国務省が、北韓は人身売買を撲滅するための最低基準を満たしていないとして、報告書で最低ランクに分類したことから、北韓が激しく反発しています。
アメリカ国務省は27日、発表した人身売買についての報告書で、北韓は人身売買撲滅のための最低基準を満たさず努力も不足している国として最低ランクの「第3段階」に分類しました。
北韓は、毎年まとめられるこの報告書で、2003年から13年連続で最低ランクを続けています。
これに対して北韓外務省の報道官は29日、朝鮮中央通信を通じて、「世界的な人身売買大国のアメリカが、われわれの人権問題について、うんぬんするのは敵対視政策の露骨な表れであり、我慢できない」と非難しました。