韓国の国立ソウル大学工学部と、北韓の平壌(ピョンヤン)科学技術大学が、共同研究を進めるための了解覚書の締結交渉を進めていることがわかりました。
ソウル大学工学部の関係者が1日、明らかにしたところによりますと、ソウル大学は平壌科学技術大学との間で、共同研究のための覚書締結に向けて最終調整を行っており、近く韓国統一部の承認を得て、公式に締結する計画だということです。
平壌科学技術大学は、南北が共同で設立し2010年秋に開講した北韓で唯一の私立大学です。
大学には、情報通信学部、農業生命食品工学部、産業経営学部があり、アメリカ、イギリス、カナダの外国人教授40人あまりが、北韓の幹部クラスの子女500人に対して英語で授業を行っています。
締結をはかっている覚書は、主に南北の共同研究を目的としていますが、将来的には学生の交流も目指すことにしています。