MERS(コロナウイルス)の感染が広がった影響で運休していた仁川国際空港を発着する外国航空会社の路線が、中国路線を中心に正常化に向かっています。
このうち、中国南方航空は、MERSの影響で週3便減らしていた大連と仁川を結ぶ路線の運航を今月1日から再開しました。
中国南方航空は仁川国際空港でもっとも多い航空便を運航している外国の航空会社で、MERSの感染が広がる前の5月には1日38便を運航していましたが、先月は25便に減らしました。
また中国東方航空の仁川と南京を結ぶ便、四川航空の仁川と成都を結ぶ便の運航が今月初めから再開されたほか、中国国際航空の仁川と北京を結ぶ便、深セン航空の仁川と深センを結ぶ便の運航が今月中に再会される予定です。
仁川国際空港は、担当者が中国や台湾、香港の航空会社を中心に現地の会社を直接訪れて運航再開を呼びかける一方、空港では今月23日まで大規模な免税店セールを行って観光客を呼び集めたいとしています。
仁川国際空港を発着する航空機の運航は、先月初めには1日630便に減っていましたが、最近は700便を上回って1日平均の利用者数も10万人以下から14万人に回復しています。