2018年度から使われる高校の歴史教科書では、旧日本軍慰安婦や、中国が韓国の古代の歴史をわい曲しようとする、いわゆる「東北工程」などの記述が増える見通しです。
韓国教育課程評価院の歴史教育課程研究チームは、7日、ソウル大学で、2018年度から適用される高校の歴史科目の授業内容案をまとめ、公聴会を開きました。
発表された案では、韓国の歴史を時代順に27の小テーマに分け、主に学習すべきテーマを「主要学習要素」として紹介しています。
このうち小テーマの一つである「現代世界の変化」では、△サンフランシスコ講和条約△戦後補償△東北工程△日本軍慰安婦の4つの「主要学習要素」を示していて、現行の教科書に比べてこれらに関する記述が増えるものとみられます。
研究チームの関係者は、「北東アジアの緊張を高めている領土、歴史などの問題点を具体的事例をもとに理解できるようにした」と説明しています。