北韓の金剛山(クムガンサン)の松の木に、最近、異常が見え始め、韓国の専門家らが調査した結果、「マツバノタマバエ」と「トドマツノハダニ」によるものとわかり、韓国政府は今後、北韓当局とさらなる支援策を協議する予定です。
韓国の森林専門家らは、北韓側の要請で、先月、金剛山一帯を訪れて松の病害虫調査を行い、7日、この結果を統一部が明らかにしました。
それによりますと、金剛山一帯では、去年の冬から今年上半期にかけて気温が例年より高かかったため、およそ5000ヘクタールの松の木にマツバノタマバエとトドマツノハダニによる被害が発生し、このうち800ヘクタールの被害が深刻だということです。
統一部と国立森林科学院は、今後、農薬や防除作業などの支援策について、北韓側と協議する予定です。