韓国の安全保障専門家の多くは、硬直している南北関係を打開するため、朴槿恵（パク・クネ）大統領が光復節のあいさつで、北韓に対して前向きな提案を示すべきだと考えていることがわかりました。
これは現代経済研究院が、韓国の統一・外交・安全保障の専門家87人を対象に実施したアンケートの結果によるものです。
韓国の安全保障専門家は、ことし下半期の南北関係について、「硬直状態が続く」とみている人が65.5%、「さらに悪くなる」という意見も14.9%ありました。
また、南北関係改善のため、「大統領が光復節のあいさつで、北韓に対して前向きな提案を示すべきか」という質問については、87.4%が「必要だ」と答えています。
現代経済研究院は、政府に対して、「光復節のあいさつで、北韓との交易再開、北韓への人道支援を提案するよう」求めるとともに、韓半島の統一に向けた周辺国の協力が得られるよう統一外交にも力を入れるべきだと強調しました。