DMZ=非武装地帯の韓国側で北韓が埋設した地雷が爆発して韓国軍の兵士2人が重傷を負った事件を受けて、脱北者団体らが、北韓の地雷による挑発を非難するビラを光復節の前日の今月14日に、北韓に向けて飛ばすと予告しました。
脱北者団体の「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表が12日、聨合ニュースとのインタビューで明らかにしたところによりますと、「自由北韓運動連合」は、「対北韓ビラ散布国民連合」などの市民団体とともに光復節の前日の今月14日正午、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)の休戦ライン付近で北韓の挑発を非難するビラ50万枚を風船につるして北韓に向けて飛ばすということです。
朴代表は、「ビラには、韓国海軍の哨戒艦「天安(チョナン)艦」が北韓の魚雷攻撃で沈没した事件と同じく、地雷を埋設し、韓国に対して残酷な挑発を行った金正恩(キム・ジョンウン)政権を糾弾する内容が盛り込まれる」と説明しました。
また、「韓国軍が行うとしている拡声器放送は、聞く人がDMZ付近にいる北韓軍に限られるが、ビラは違う。ビラ散布の阻止は、国民の基本権を侵害するものだ」と強調しました。
対北韓ビラ散布国民連合は去年10月と先月に、北韓に向けてビラを飛ばす予定でしたが、警察や地元住民に阻止され、散布できませんでした。