中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は13日、3日連続で、人民元の対ドルレートの基準値を引き下げましたが、その後「人民元が大幅に下がり続けることはない」との見方を示し、これを受けて、13日の韓国株式市場の株価は、6日ぶりに反発しました。
中国人民銀行は11日、人民元の取引の目安として定めているドルに対する基準値を1.86%切り下げたのに続いて、12日には1.62%切り下げ、13日にも1.11%切り下げました。切り下げは3日連続で、ドルとの取引レートはおよそ4.66%下がったことになります。
一方で、中国人民銀行の総裁補佐は13日、北京での異例の記者会見で、「人民元のさらなる下落には根拠がない」と述べています。
13日の韓国株式市場の総合株価指数は、前の日と同じ1975.47で取り引きが始まり、人民元の3日連続の切り下げ決定で1966.02まで下落しましたが、中国人民銀行が、人民元のさらなる下落には根拠がないと表明したことを受けて、落ち着きを取り戻し、結局、前の日より7.99ポイント上がって、1983.46で取り引きを終えました。
また、2011年10月4日以後3年10か月ぶりのウォン安ドル高となっていた、ドルに対するウォン相場は上昇し、1ドル当たり1174ウォンとなり、16ウォン80銭のウォン高ドル安となりました。