7月以降、ウォンの対ドル相場が大幅に下落し、アジアの主要国の中で下落幅が最も大きいことがわかりました。
韓国銀行が14日にまとめた、アメリカ・ドルに対する主要国通貨の相場の推移をみますと、7月初めから今月13日までの間に、ドルに対するウォンの相場は6.8%落ちています。
これは、マレーシアのリンギットを除けば、アジアの主要国のうち最も大きな下落幅となっています。
アメリカの利上げが予想されていることや人民元の切り下げなど、世界市場の不安要因が増大しているなか、海外からの投資資金が韓国市場から離脱したことが、ウォン安ドル高を加速したものとみられます。
これを受けて、外国為替当局は13日、緊急会議を開き、国内外の市場動向や外国資金の流出入をチェックするなど、金融市場の動きを慎重に見守っています。