韓国国民の多くは、これまで日本政府が表明してきた過去の歴史に対する謝罪は不十分だと認識していることが、KBSがこのほど実施した世論調査で分かりました。
KBSは日本からの独立70周年に合わせて、全国の満19歳以上の男女1000人を対象に10日と11日の2日間、電話による世論調査を実施しました。
その結果、「これまで日本政府が表明してきた過去の歴史に対する謝罪は不十分である」と考えている人が93.1%にも上っています。
韓日関係の改善を妨げる問題としては、「歴史教科書問題」という回答が28.1%で最も多く、次いで、「領有権問題」(21.5%)、「反日・嫌韓感情」(20.1%)、「日本軍慰安婦への謝罪と賠償」(18%)をけあげています。
一方、韓国のさらなる発展のため解決すべき優先課題については、「政治家の無能と対立」(40.7%)、「不正腐敗」(34.7%)、「格差社会」(29.2%)、「失業と就職難」(28.2%)、「少子高齢化」(22.5%)の順となっています。