北韓は、日本の植民地支配からの解放70年となる15日午前0時を期に、標準時を30分遅らせる「平壌(ピョンヤン)時間」の運用を開始しました。
北韓の最高人民会議常任委員会は、日本の植民地支配からの解放70年となる15日に標準時間を30分遅らせ、「平壌時間」と命名することを7日に発表しています。
韓半島では、1908年に日本より30分遅い標準時が設定されましたが、日本による強制併合後の1912年に日本の標準時が導入され、以後継続して使われています。
北韓の朝鮮中央テレビは、15日午前0時30分に、平壌時間の0時を知らせる時計の画面ととともに、平壌の中心部で平壌時間の始まりを知らせる鐘を鳴らす様子を放送しました。
一方、韓国統一部は14日、北韓に対して、南北協力事業の開城工業団地に勤める韓国側関係者は現在の標準時に従った出勤を続けると伝え、一方的な標準時変更を認めない立場を改めて強調しました。