北韓軍は、軍事境界線付近で大型拡声器を使った韓国軍による宣伝放送の中止を要求し、応じなければ「軍事行動を全面的に開始する」と警告しました。
韓国軍は、非武装地帯の韓国側で北韓が埋設したとされる地雷が爆発し韓国軍の兵士2人が重傷を負った事件に対する対抗措置として、10日からおよそ11年ぶりに北韓に対する大型拡声器を使った宣伝放送を行っています。
これについて北韓は14日、国防委員会の談話を発表し、「韓国側のでっちあげだ」として、地雷埋設を否定しました。
そして、北韓人民軍前線司令部は15日、『公開警告状』を通じて、「宣伝放送は直接的な戦争挑発行為だ」として、大型拡声器を使った宣伝放送の中止を要求し、応じなければ「軍事行動を全面的に開始する」と警告しました。