体力の弱い児童・生徒の割合は、高校でもっとも高いことがわかりました。
教育部が去年、全国の小中高校の児童・生徒434万9619人を対象に、50メートル走や腕立て伏せ、立ち幅跳びなどで体力を測り、5つのグループに区分したところ、体力のもっとも低い5番目と4番目のグループとなった人は合わせて38万6253人に上り、全体の8.9%を占めました。
このうち、5番目と4番目のグループの人が、小中高それぞれの中で占める割合は、高校が12.4%でもっとも高く、続いて中学校で7.5%、小学校で4.6%でした。
なかでも、最下位の5番目のグループが占める割合は、高校が1.1%でもっとも高く、続いて中学校で0.5%、小学校で0.3%でした。
これについて専門家は、「高校生は、大学入試の準備などで運動不足になりやすく、体力が低下する傾向があるものとみられる」と説明しています。