朴槿恵大統領は15日、植民地支配からの解放を祝う「光復節」の記念式典で演説し、北韓に対して離散家族の再会などを提案しましたが、北韓が検討に値しないと拒否しました。
北韓の祖国平和統一委員会は17日、報道官名義の談話を発表し、南北関係を悪化させ、いつ戦争が起きるかも知れない状況に陥れておきながら、非武装地帯の平和公園造成、鉄道と道路の連結、離散家族再会などについて云々するのは、はなはだしく図々しいことだと批判しました。
離散家族再会については、南北関係を悪化させておきながら、離散家族再会を持ち出すのは極度の偽善であり、非人道的行為だとしました。
朴槿恵大統領は演説で、離散家族の名簿を年内に交換することを希望するとしたうえで、離散家族が金剛山の面会所で随時会うことができるよう、北韓に対して協力を促していました。