去年6月、韓国北東部の軍事境界線近くの陸軍部隊で、銃を乱射して同僚5人を死亡させ、殺人などの罪で起訴された23歳の兵士の控訴審判決が17日、国防部高等軍事裁判所であり、一審に続き死刑が言い渡されました。
この裁判は、去年6月、江原道(カンウォンド)高城郡(コソングン)の陸軍部隊で、警戒勤務を終えた兵士が、部隊内で銃を乱射し、同僚の兵士5人が死亡、7人にけがを負わせたとして、上官殺害、殺人、勤務離脱などの罪で起訴されているもので、一審判決では死刑となり、被告側が控訴していたものです。
裁判所は、「国の安全保障に重大な空白をもたらし、軍に対する国民の信頼の失墜と軍の士気の低下を招いた」と指摘しました。また、兵士が部隊内でいじめに遭っていたと主張したことについては、「情状酌量が認められることは難しい」との判断を示しました。