去年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の船体引き揚げに向けた水中調査が19日午後から始まります。
去年4月に起きた旅客船セウォル号の沈没事件では、高校生など295人が死亡し、今なお9人の行方が分かっていません。
行方不明者の捜索は去年11月に打ち切られ、家族らの要求で船体引き揚げが決まり、 水中作業に取り掛かることにしたものです。
海洋水産部が19日明らかにしたところによりますと、船体引き上げを担当する韓国と中国の企業連合が、事故現場にバージ船と曳航船で海上基地を作り、潜水士が海中のセウォル号の状態や潜水環境などの確認作業を10日かけて行ったあと、これを土台に引き上げ計画をまとめる方針だということです。
海洋水産部は、船体引き上げ作業を来年7月までに完了させる計画です。