先月韓国を訪れた外国人は前の年の同じ月に比べて半分に減ったことがわかりました。マーズ＝中東呼吸器症候群の影響によるものとみられます。
韓国観光公社が19日、発表したところによりますと、先月韓国を訪れた外国人は、合わせて62万9700人あまりで、前の年の同じ月に比べて54%減りました。なかでも中国人は、63%減りました。
これに対して、日本政府観光局によりますと、先月日本を訪れた外国人は前の年の同じ月に比べて51%増え、1か月の訪問者数としては、もっとも多くなったということです。なかでも中国人は2倍も増えました。
これについて韓国観光公社の関係者は、「7月に韓国旅行を計画していた中国人観光客の多くが、韓国でのマーズ感染の広がりを受けて、旅行先を日本に変更したためとみられる」と話しています。
一方、7月に海外旅行に出た韓国人は、合わせて167万5300人あまりで、前の年の同じ月に比べて15%増えました。