中国の天津で起きた大規模な爆発で、汚染物質が韓国に到達することが懸念されていましたが、ソウルには影響がないとの分析結果がでました。
ソウル市の保健環境研究院が19日、発表したところによりますと、天津で大規模な爆発が起きた翌日の13日から16日まで、ソウル市の測定所6か所で雨水を分析した結果、猛毒のシアン化ナトリウムは検出されなかったということです。
またイオン測定器で大気汚染について調べたところ、粒子状物質中のナトリウム濃度は平常並みだったということです。
保健環境研究院は、「首都圏周辺の大気は数日間停滞していたため、安全だ」としながらも、「大気の流れなどを注意深く見守り、異常が見つかれば直ちに市民に知らせる」と話しています。
中国の天津では12日夜11時半ごろ、大規模な爆発事故が発生し、数百人の死傷者が出ました。爆発現場の物流倉庫には少なくとも700トンあまりのシアン化ナトリウムが保管されていたとされ、韓国への影響が懸念されていました。