北韓は、前線部隊がいつでも戦闘が可能な警戒態勢の「準戦時状態」に入ったと20日に発表したのに続いて、21日には全面戦争をも辞さないとする強硬な声明を出し、緊張がさらに高まっています。
北韓外務省は21日夜、声明を発表し、「瀬戸際情勢は取り返しがつかない段階になった。わが軍隊と人民は、祖国を命がけで守るため全面戦争も辞さない」と述べました。
また中国が南北双方に自制を求めたことについて、「今になって誰がどう言っても役に立たない」と述べました。
ニューヨークにある北韓の国連代表部は、21日、国連本部で緊急会見を行い、
「今回の状況は韓国側のでっち上げによるものであり、期限までに宣伝放送を中断しないと軍事的な対応を辞さない」と、韓国を威かくしました。