南北の軍事的緊張が高まるなか、除隊を控えた韓国陸軍兵士らが、自ら除隊の時期を先送りする意向を示したと、陸軍が24日、発表しました。
陸軍が24日、出した報道資料によりますと、南北の緊張が高まっていることを理由に除隊の延期を希望している兵士は、24日の時点で50人に上り、その多くは今の状況が解消されるまで除隊を延期したいとしているということです。
除隊を控えた兵士に対して、国防部長官は「重要な作戦や練習」などを理由に、最大で3か月間、服務期間を延長させることができます。
今回は兵士たちが自ら服務期間の延長を申し出たもので、国防部は可能かどうかを検討しているということです。
陸軍関係者は「これまで訓練に参加したり、業務の空白を防いだりするために除隊を延期するケースはあったが、今回のように実戦状況を控えて自ら除隊を先送りするケースは珍しい」と話しています。