南北高官級会談が始まってから25日で4日目となりましたが、これまでで最も長く続いた南北接触は、7日間行われたもので、これまでに2回ありました。
そのうちの1回は、南北関係の改善と北韓への肥料支援を協議するために1998年に中国北京で開かれた南北当局代表会談で、4月11日から17日までの7日間行われました。
会談で、韓国側は、離散家族面会所の設置と北韓への肥料提供を一緒に議論することを主張したのに対し、北韓は、議題を肥料支援に絞ることを求め、結局交渉は物別れに終わりましたが、翌年の1999年に南北が中国北京でさらに非公開で会談し、合意にこぎつけています。
もう1回は、1999年にスイスのジュネーブで開催された、韓半島平和協定の締結について協議するための4か国会談で、4月22日から28日までの7日間開かれています。
このほか、北韓に対するコメの支援について話し合うために1995年に北京で開かれた会談や、2001年に北韓の金剛山(クムガンサン)で開かれた第6回南北長官級会談など、6日間にわたって開かれた南北会談も数多くあります。