マーズ=中東呼吸器症候群の影響を受けて、「非常経営」に入ったアシアナ航空は、経費削減のため、超大型旅客機を除いたすべての旅客機のファーストクラスを廃止することになりました。
アシアナ航空によりますと、超大型旅客機のエアバスA380だけファーストクラスを維持し、残りの機種はエコノミーとビジネスクラスだけを運営するということです。
また今後、座席等級が設けられていない「モノクラス」を増やす方針です。
アシアナ航空は、マーズ=中東呼吸器症候群の発生で、中国や日本など海外からの観光客が急減し、それによる損失額はこの3か月間で、1500億ウォンにのぼるということです。
中国、日本路線の需要回復の速度は遅く、さらに国内外のLCCの躍進や、中国とアメリカ間の直行便の増加などで、今後も苦戦が続くものとみられます。