大韓赤十字社は、近く、韓国戦争などで生き別れになった離散家族の生死確認作業に入ることになりました。
大韓赤十字社は26日、近く、およそ100台の電話を赤十字社内に設置し、離散家族の生死確認を進めることを明らかにしました。電話での確認が難しい場合は、郵便を利用することにしています。
確認作業の対象となるのは、統一部の離散家族関連資料に登録された12万9700人のうち死亡が確認されていない6万6300人で、年齢別では、90歳以上が7900人、80歳代が2万8000人、70歳代が1万8100人、60歳代が6900人、59歳以下が5300人となっています。
これまで、離散家族の再会行事は19回、映像での面会は7回行われており、これらに参加したおよそ2200人については、確認済みとして対象から外すことにしています。
南北は先の高官級会談で、9月末の旧暦のお盆、秋夕(チュソク)に合わせて離散家族の再会を実施し、今後も続けることで合意していますが、統一部長官は、秋夕前に行うのは困難との見方を示しており、10月中旬に行われる可能性が高くなっています。
これに向けて、政府は、9月初めに南北実務接触を行い、具体的な日程や場所などを調整するものとみられています。