北韓が北東部の羅先（ナソン）経済特区一帯が大雨による洪水に見舞われている映像を公開しました。異例のことです。
北韓の朝鮮中央通信は27日、羅先経済特区に今月22日と23日の2日間で250ミリの大雨が降り、洪水によって40人あまりが死亡し、住宅1000棟あまりや農耕地などが浸水したと報じました。
北韓が洪水に見舞われ、大きな被害を受けている映像を自ら公開したのは極めて異例で、これは国際社会からの支援を意識したものとみられます。
国際赤十字連盟も27日、集中豪雨によって羅先市で40人あまりが死亡し、1万人あまりの被災者が出たと伝えました。
これについて韓国政府は、北韓から支援の要請がある場合、南北関係の状況などを総合的に踏まえて支援するかどうか検討するとしています。