コメの消費量が年々減少しているのに伴い、稲の作付け面積も減少し続け、これまででもっとも小さくなりました。
統計庁が27日、発表したところによりますと、ことしの稲の作付け面積は、去年より2%減少して、79万9400ヘクタールでした。
これは、今の基準で統計を取り始めた1975年の121万8000ヘクタールの3分の2です。
統計庁の関係者は、「コメの消費量が減少しているなか、コメより付加価値の高い作物へのシフトや、工場用地や宅地への転用などが進んでいるためだ」と説明しています。
実際に、1人あたりのコメ消費量は去年、前の年に比べておよそ3%減少して、178グラムとなっています。
地域別には、全羅南道(チョンラナムド)の稲の作付け面積がもっとも広く、続いて忠清南道(チュンチョンナムド)、全羅北道(チョンラブクド)、慶尚北道(キョンサンブクド)の順でした。
この4つの道で、稲の作付け面積全体の68%を占めました。
一方、ことしのトウガラシの作付け面積も、去年よりおよそ4%減少して、1万4500ヘクタールでした。
これは、農業従事者の高齢化で人手不足が生じていることや、去年トウガラシの価格が大きく下がったことなどが背景にあるとみられます。
地域別のトウガラシの作付け面積は、慶尚北道(キョンサンブクド)がもっとも広く、続いて全羅南道(チョンラナムド)、全羅北道(チョンラブクド)、忠清南道(チュンチョンナムド)の順でした。