乗用車や大型家電など主にぜいたく品に対して課していた個別消費税が、内需拡大を図るため、年末まで大幅に引き下げられることになりました。
これは、崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼企画財政部長官が26日、経済関係長官会議で発表したもので、乗用車や大型家電など主なぜいたく品に対して課していた個別消費税を27日から年末まで期間限定の措置として、最大で30%引き下げます。
まず乗用車と、テレビや冷蔵庫などの大型家電の税率が5%から3.5%に引き下げられます。
またローヤルゼリー、香水なども7%から4.9%に税率が引き下げられます。
さらに10月まで開かれる「コリア・グランドセール」に伝統市場やオンラインショップを参加させ、韓国国民も割引が受けられるようにします。
10月19日から11月1日までを「2015 秋の観光週間」とし、全国の主な観光地の宿泊施設や体験プログラム、観光列車などの料金の割引を行い、国内旅行を呼びかけます。
政府が、4年連続で税収不足に悩まされながらも、こうした苦肉の策を打ち出したのは、深刻化する民間消費の不振によるデフレを防ぐためとみられます。