韓国東部・江原道（カンウォンド）の国立公園、雪岳山（ソラクサン）にロープウェイが設置されることになりました。
国立公園委員会は、28日、江原道と襄陽郡が申請していた、雪岳山国立公園にロープウェイを敷設する内容の公園計画変更案について、無記名投票で可決しました。
設置されるのは、雪岳山入り口の襄陽郡五色探訪路と雪岳山の海抜1480メートルのクッチョン峰を結ぶ全長3.5キロです。
開通しますとわずか15分で頂上に上ることができます。
総工費460億ウォンをかけて来年3月に着工し、平昌冬季オリンピックが開かれる直前の2018年1月までに完成させる予定です。
雪岳山国立公園のロープウェイ敷設事業は、2012年と2013年にも申請されましたが、環境破壊や経済性が低いという理由で却下されました。
このため環境部は、環境への悪影響を最小限にとどめ、設備の安全対策を新たに盛り込むなどの条件付きで承認したことを明らかにしました。
韓国の国立公園にロープウェイが設置されるのは、これが5番目です。
これについて環境団体は、「雪岳山の環境を破壊するだけでなく、他の国立公園の乱開発につながる」として強く反発しています。