教育部が全国の大学に対する構造改革評価の結果を発表しました。低い等級を受けた大学は、財政支援の打ち切り、定員の削減を余儀なくされることになります。
教育部は全国の大学を総合的に評価し、AからEまでの5つの等級に振り分けた「大学構造改革評価」の結果を、31日、発表しました。
それによりますと、低い等級のDやEを受けた4年制大学は合わせて32校で、専門大学は34校でした。
これらの大学は来年から政府からの財政支援や、奨学金、学費の融資などが全部または一部制限されることになります。
また向こう3年間、コンサルティングによって、生涯教育施設などへの転換が図られます。
このほかに政府は、大学の定員を合わせて5400人あまり減らすよう勧告しました。
もっとも高い等級の4年制大学34校と専門大学14校に対しては、自主的な定員削減を認めますが、残りの等級の大学には、等級別に削減規模を勧告しています。
教育部は去年1月、学齢人口の急激な減少に備えて、大学の入学定員を2023年までに16万人削減する方針を打ち出しています。