産経新聞がインターネット版のコラムで、中国の抗日戦勝利70年の記念行事に出席する朴槿恵（パク・クネ）大統領を厳しく非難したことについて、韓国の保守系市民団体の会員およそ200人は1日、産経新聞ソウル支局前で記者会見し、産経新聞の謝罪を要求しました。
コラムは、朴大統領が3日の中国の抗日戦勝利70年記念式典の軍事パレードに出席することなどを挙げ、韓国外交は「強国に弱国が付き従う事大主義」だと指摘し、「李氏朝鮮には、朴大統領のような女性の権力者がいた」として、日本によって暗殺された閔妃（明成皇后）にたとえています。
これについて、韓国の保守系市民団体は、「隣国首脳に対する妄言であり、明白な挑発だ」として産経新聞の謝罪を求めるとともに、「大韓民国の国と大統領の品格を棄損した産経新聞ソウル支局は閉鎖すべきだ」と訴えました。