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社会

ソウル大学の教授ら 歴史教科書の国定化に反対意見書

Write: 2015-09-03 11:28:17Update: 2015-09-03 11:28:17

ソウル大学の教授ら 歴史教科書の国定化に反対意見書

教育部が、中学・高校で使われる歴史教科書を国定にする動きを進めていることについて、ソウル大学の教授34人は2日、実名で国定化に反対する意見書を黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官に手渡しました。
意見書に名を連ねたのは、ソウル大学国史学科のオ・スチャン教授、歴史教育科のユ・ヨンテ教授など、ソウル大学の5つの歴史関連学科の教授34人で、このうち、オ・スチャン教授とユ・ヨンテ教授は2日、黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官に会い、意見書を手渡しました。
意見書は、「今、歴史教育において必要なのは、教科書制作の自律性を広く認めることで、現在の歴史教科書の記述がまちまちで問題なら、教育課程と執筆基準を見直せば済むことだ」としています。
また、全国小中高校の歴史教師2200人あまりも、2日、声明を発表し、「国定教科書は、歴史に対する一通りの解釈を学生に詰め込む結果をもたらすもので、歴史教育の本質に反するもの」としています。
教育部は、今月末までに、歴史教科書の国定化に踏み切るかどうかを決めることにしています。
韓国の歴史教科書は、2002年以降、出版社が教科書を制作して検定を受け、各学校が合格した教科書の中から自由に選んで採択する検定制度が実施されています。

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