韓国駐留アメリカ軍がこの5年間におよそ10キロの麻薬を密輸していたことがわかりました。これは、およそ2万人に投与できる量です。
野党・新政治民主連合のシム・ジェウォン議員が、韓国関税庁の資料をもとに4日、国会で明らかにしたところによりますと、韓国駐留アメリカ軍は2011年からことし7月末までのおよそ5年間におよそ10キロの麻薬類を密輸しており、このうち半分は韓国が単独では税関検査できない軍事郵便を利用していたことがわかりました。
シム・ジェウォン議員は、アメリカ本土の陸軍研究施設から生きた炭疽菌のサンプルが、軍事郵便で韓国駐在アメリカ軍の研究施設に送られてきたことなどを踏まえ、「軍事郵便についても、韓国の税関が単独で取り締まりができるよう韓米地位協定の改正要求をしなければならない」と強調しました。