大幅な値上がりによって一時、販売量が急激に減少していたタバコの売れ行きが例年並みに回復したことがわかりました。
国会企画財政委員会に所属する野党新政治民主連合の議員が韓国タバコ協会の資料にもとづいて発表したところによりますと、ことし7月のタバコ販売量は3億5000万箱で、この3年間の月平均販売量の3億6200万箱にほぼ近づいているということです。
タバコ販売量は、去年12月に駆け込み需要で3億9000万箱に上りましたが、値上がりしたことし1月には1億7000万箱と半分近くに減少しました。しかしその後、3月に2億4000万箱、5月に2億7000万箱と次第に回復しています。
この議員は、「タバコの販売量が持ち直していることから、政府がタバコ価格引き上げの大義名分としていた禁煙効果は得られず、税金収入だけを増やす結果となった」と指摘しています。