政府は、テロリストや薬物犯罪者など、犯罪を犯す恐れがある人について、韓国への入国を出発の段階で遮断することにしました。
法務部が9日に立法予告した出入国管理法改正案を見ますと、韓国へ向かう航空機や船舶の乗客の名簿を前もって入手し、国際テロリストの名簿と照合するなどして、犯罪を犯す恐れがあると判断される人については、航空機や船舶が属する会社に通知し、搭乗や乗船ができないようにすることにしています。
こうした制度が始まれば、犯罪を犯す恐れがある人は出発地で韓国へ向かう航空機や船舶に搭乗または乗船することができなくなります。
これは、国際テロリストなどの韓国への入国を出発の段階で遮断するための措置で、法務部は今年2月から日本の名古屋空港と中国の上海浦東国際空港で、韓国の航空会社を対象に、この制度を試験運用しています。