小型無人機「ドローン」の違法な使用が増えているのを受けて、政府は、ドローンの違法飛行を行った操縦者に対する罰金を引き上げるほか、罰点を与える制度の導入を検討しています。
韓国では、航空法にもとづき、すべてのドローンは、夜間飛行、飛行場の近くでの飛行、人が大勢集まった場所での飛行などが禁止されています。
現在は、航空法にもとづく規定を1回違反した場合は20万ウォン、2回違反した場合は100万ウォン、3回以上違反した場合は200万ウォンの罰金を科していますが、罰金が少な過ぎて実効性が低いと指摘する声が上がっていました。
そのため、国土交通部は、1回の違反については100万ウォン、2回は250万ウォン、3回以上は500万ウォンへと、罰金を大幅に引き上げることを検討しています。
特に、常習的な違反者に対しては、操縦資格や事業登録の効力を一時停止、または取り消すことができるよう、罰点制度の導入も検討しています。