韓国の航空会社に勤める韓国人パイロットの退職者が、このところ大幅に増えていることがわかりました。
国土交通部によりますと、
大韓航空、アシアナ航空、それに、格安航空会社5社を退職した韓国人パイロットは、あわせて、2013年は161人だったのが、今年は1月から7月までに、209人と、大幅に増えています。
退職した韓国人パイロットは、多くが中国の航空会社に転職していますが、理由は年収の違いにあるようです。
大韓航空の場合、経歴15年の機長の平均年収はおよそ1億5000万ウォンですが、中国の航空会社では、2〜3億ウォン以上、最近では4億ウォンを提示するところもあるということです。
これについて、国会の国土交通委員会の金相姫(キム・サンヒ)議員は、
「熟練したパイロットの養成には長い時間と財源がかかる。
早急な対策が必要だ」と指摘しています。